割と毒舌・辛辣。
by turtle1980
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体育の日、栗駒山登山に挑戦、した・・・。
吾輩の辞書に「体育の日」という文字はない。
のが、例年の僕。でもね、今年はちょっと違うよ!?
なんせ1年で8キロ増という変貌と遂げ、過去最重量を更新中。三十路もとうに過ぎ、寄る年波には勝てない模様。・・・・・・笑えねぇ。
そんな僕が標高1627メートル、宮城・岩手・秋田の3県にまたがる日本二百名の一つ、栗駒山登山に挑戦することになるという不思議。
2012年10月8日・体育の日・・・いざ往かん、紅葉に彩られた栗駒山頂へ。
目標 ↓
・・・登山口からこの山頂を眺め、「なんだ、大したことなさそうじゃん。山っつーより、丘じゃん」と軽い気持ちで足を踏み入れた自分を懇々と諭したい・・・
「山をナメんな。」
この光景は・・・猿の惑星?誰かいませんかー!?うぉーい!
と貧困な想像力フル稼働で「賽の河原」を眺めながら。
硫黄臭が鼻をつく「地獄谷」から目的地を見上げ、「あれ?意外と遠いんじゃね?」と、後に的中する一抹の不安を感じて。
―行程省略―
山頂まであとわずか!のビューポイント、「天狗平」に到着。
(ここに至るまでの約2時間、血と涙と汗が入り混じる、それはそれは過酷な道程があったのですよお母さん。それこそ写真を撮る余裕なんざこれっぽちもないくらいに。それにしても周囲は爽やかなご年配者が多い。気力・体力ともに僕より若い気がする、たぶん、いや、ほぼ確実に・・・。)
登頂中は全く余裕はなかったんだけど、ああ、そうだ。紅葉を見に来たんだっけ、僕。・・・と、ここで本来の目的を思い出す。そんなうっかり者の僕も、頂上まで、あと少し。頑張れお前。
目前に見える栗駒山頂まで、尾根沿いに歩いていく。道幅は狭く、両側は迫力の急斜面でなかなか怖い。
でも、ふっと後ろを振り向くと、言葉にできない光景。
ここに至るまで、「三途の川」だの「賽の河原」だの「地獄谷」だの、縁起でもない名称の場所を通ってきたけど、じゃあ「天国」ってのはどんな感じ?・・・ああ、こんな感じなんじゃないの?と、自然にそう思った。
待ちに待った栗駒山頂、1627メートル。
連なる山並みの彼方にうっすらと、ひときわ大きく見えるのは鳥海山。
こんな風に見えるのは珍しいんですよ、今日は本当に天候に恵まれましたね、と、そばにいた常連っぽいおじさんが教えてくれた。
「自然の色というのは、よく見るとそんなに鮮やかな色はしていない。むしろ、くすんだ色が集まって、心洗われるような美しい光景を構成してるんです。」
以前、何かの雑誌に載っていたインタビューで、スタジオジブリの背景画を描いてらっしゃる方がこんなことを語っていたのを思い出した。きらきら輝くような緑だから、と鮮やかな色で着色してしまうと途端に人工的な風景になってしまう、と。ここに至るまでの道程の写真はほとんどないくせに、ここにきて息を吹き返したかのように撮りまくって膨大な量になっている山頂からの風景写真に苦笑しつつ、ああ、確かにそうかも知れないな、と、改めて感じています。
。。。
さて、そんなわけで、ここはゴールだけど、ゴールじゃない。
だってこれから下山しなきゃならないんだもの。
下山したら2時間運転しておうちまで帰らなきゃならないんだもの。
マジで―!?
「マジです」
つぶらな瞳で蜜を吸うイチモンジセセリもそう申しております。
ほぼ空っぽの体力ゲージで下山、帰宅、放心状態。
その夜、突然発熱し寝込み、その後も約1週間にわたり、筋肉痛に悩まされることになったのでした。
「なんだ、大したことなさそうじゃん。山っつーより、丘じゃん」
・・・結局、山をナメていた僕は見事に返り討ちに遭ったという結論なのでしょうか。
でも、天国と地獄は表裏一体。
山頂で感じた風、眼下に広がる光景は本当に綺麗だった。言葉にすると安っぽいけど、あの爽快感は何にも代えがたい。・・・次はちゃんと準備を整えて、また挑戦したいもんです。
・・・・・・
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のが、例年の僕。でもね、今年はちょっと違うよ!?
なんせ1年で8キロ増という変貌と遂げ、過去最重量を更新中。三十路もとうに過ぎ、寄る年波には勝てない模様。・・・・・・笑えねぇ。
そんな僕が標高1627メートル、宮城・岩手・秋田の3県にまたがる日本二百名の一つ、栗駒山登山に挑戦することになるという不思議。
2012年10月8日・体育の日・・・いざ往かん、紅葉に彩られた栗駒山頂へ。
目標 ↓
・・・登山口からこの山頂を眺め、「なんだ、大したことなさそうじゃん。山っつーより、丘じゃん」と軽い気持ちで足を踏み入れた自分を懇々と諭したい・・・
「山をナメんな。」
この光景は・・・猿の惑星?誰かいませんかー!?うぉーい!
と貧困な想像力フル稼働で「賽の河原」を眺めながら。
硫黄臭が鼻をつく「地獄谷」から目的地を見上げ、「あれ?意外と遠いんじゃね?」と、後に的中する一抹の不安を感じて。
―行程省略―
山頂まであとわずか!のビューポイント、「天狗平」に到着。
(ここに至るまでの約2時間、血と涙と汗が入り混じる、それはそれは過酷な道程があったのですよお母さん。それこそ写真を撮る余裕なんざこれっぽちもないくらいに。それにしても周囲は爽やかなご年配者が多い。気力・体力ともに僕より若い気がする、たぶん、いや、ほぼ確実に・・・。)
登頂中は全く余裕はなかったんだけど、ああ、そうだ。紅葉を見に来たんだっけ、僕。・・・と、ここで本来の目的を思い出す。そんなうっかり者の僕も、頂上まで、あと少し。頑張れお前。
目前に見える栗駒山頂まで、尾根沿いに歩いていく。道幅は狭く、両側は迫力の急斜面でなかなか怖い。
でも、ふっと後ろを振り向くと、言葉にできない光景。
ここに至るまで、「三途の川」だの「賽の河原」だの「地獄谷」だの、縁起でもない名称の場所を通ってきたけど、じゃあ「天国」ってのはどんな感じ?・・・ああ、こんな感じなんじゃないの?と、自然にそう思った。
待ちに待った栗駒山頂、1627メートル。
連なる山並みの彼方にうっすらと、ひときわ大きく見えるのは鳥海山。
こんな風に見えるのは珍しいんですよ、今日は本当に天候に恵まれましたね、と、そばにいた常連っぽいおじさんが教えてくれた。
「自然の色というのは、よく見るとそんなに鮮やかな色はしていない。むしろ、くすんだ色が集まって、心洗われるような美しい光景を構成してるんです。」
以前、何かの雑誌に載っていたインタビューで、スタジオジブリの背景画を描いてらっしゃる方がこんなことを語っていたのを思い出した。きらきら輝くような緑だから、と鮮やかな色で着色してしまうと途端に人工的な風景になってしまう、と。ここに至るまでの道程の写真はほとんどないくせに、ここにきて息を吹き返したかのように撮りまくって膨大な量になっている山頂からの風景写真に苦笑しつつ、ああ、確かにそうかも知れないな、と、改めて感じています。
。。。
さて、そんなわけで、ここはゴールだけど、ゴールじゃない。
だってこれから下山しなきゃならないんだもの。
下山したら2時間運転しておうちまで帰らなきゃならないんだもの。
マジで―!?
「マジです」
つぶらな瞳で蜜を吸うイチモンジセセリもそう申しております。
ほぼ空っぽの体力ゲージで下山、帰宅、放心状態。
その夜、突然発熱し寝込み、その後も約1週間にわたり、筋肉痛に悩まされることになったのでした。
「なんだ、大したことなさそうじゃん。山っつーより、丘じゃん」
・・・結局、山をナメていた僕は見事に返り討ちに遭ったという結論なのでしょうか。
でも、天国と地獄は表裏一体。
山頂で感じた風、眼下に広がる光景は本当に綺麗だった。言葉にすると安っぽいけど、あの爽快感は何にも代えがたい。・・・次はちゃんと準備を整えて、また挑戦したいもんです。
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| 2012-10-17 10:35
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